EOとは
ZZメソッドの最初のステップが EO(Edge Orientation) です。
日本語では「エッジの向きを揃える」と覚えてください。
このページでは、アルゴリズムを覚える前に、EOという考え方そのものを理解します。
想定読者: CFOPを一通りやった人
絶対初心者向けではありません。まずは CFOPガイド を見てからがおすすめです。
学習目標
このページを読むと、次が分かるようになります。
- EOが何を意味するか
- なぜZZでは最初にEOを揃えるのか
- EO後に、どんな動きで解けるようになるのか
- CFOPとの違いのイメージ
Edge Orientationとは何か
ルービックキューブのエッジピースは、色が2つ付いています。
この「色の向き」が正しいかどうかが、EOのテーマです。
ZZでは、決めた持ち方(カラー配置)に対して、
- 向きが正しいエッジ → Good Edge
- 向きが逆のエッジ → Bad Edge
と呼びます。
EOとは、12個すべてのエッジを Good Edge にすることです。
位置はまだバラバラで大丈夫です。今は「向き」だけを揃えます。
図解予定: Good Edge / Bad Edge の例(正面から見たエッジの色の向き)
見分け方の詳細は、次のページで練習します。
なぜ最初にEOを揃えるのか
CFOPでは、最初にクロスを作ります。
ZZでは、最初にEOを作ります。
理由はシンプルです。
EOを先に終わらせると、その後の手順がとても単純になるからです。
具体的には、EOが終わったあとの解法は、だいたい次の動きだけで進められます。
RULD(基本)- 慣れてきたら
F2B2も使う(発展)
逆に言うと、F や B の90度回転(クォーターターン)を使うと、エッジの向きがまた崩れることがあります。
だからEOのあとは、そうした動きを避けて解いていきます。
図解予定: 「EO前」と「EO後」で使える動きの違い(RULD中心)
EOを揃えるメリット
EOを先に揃えると、こんな良いことがあります。
1. 持ち替えが減る
CFOPのF2Lでは、スロットを合わせるためにキューブ全体を回す(持ち替える)ことがよくあります。
ZZではEO済みなので、持ち替えなしでF2Lを進めやすいです。
※ここで言う「持ち替え」は、x y z のようなキューブ全体の回転のことです。
面を回す R や U とは別の話です。
2. F2Lがシンプルになる
EOが終わっていると、エッジの向きを気にしながらペアを作る必要が減ります。
「ペアを作って入れる」ことに集中しやすくなります。
3. ラストレイヤーが楽になる
EO済みだと、上面のエッジ向きはすでに正しい状態からラストレイヤーに入れます。
そのため、CFOPのOLL全57ケースではなく、OCLL(コーナー向きだけ) に絞りやすくなります。
「R・U・L・D主体で解ける」とは
入門では、こう覚えるのが一番分かりやすいです。
EOが終わったら、あとは R・U・L・D を中心に揃える
これで、
- EOCross(またはEOLine)
- ZZF2L
- Last Layer
まで進められます。
発展:F2・B2も使える
慣れてくると、F2 や B2 も使います。
180度回転なら、エッジの向きを崩しにくいからです。
最初は無理に使わなくて大丈夫です。
まずは RULDで解ける感覚 をつかんでください。
注意:F や B の90度(F F' B B')は、EOを崩しやすいです。
入門のうちは避けましょう。
CFOPとの違い(ざっくり比較)
最初
中盤
終盤
持ち替え
最初に覚えること
どちらが絶対に速いか、ではありません。
ZZの魅力は、最初に向きを整えて、あとを単純にするところにあります。
次にやること
EOの意味がつかめたら、次は「見分け方」です。
- Good Edge / Bad Edge … 良い/悪いエッジの見分け
- EO判定 … 実際に判定する練習
- EOを揃える … Bad Edgeを減らす
- EOCross … EOを維持してクロス完成