EOとは
EO は Edge Orientation の略です。
日本語では「エッジの向きを揃える」という意味です。
ZZメソッドの最初のステップが、この EO です。
このページでは、アルゴリズムを覚える前に、EOという考え方そのものを理解します。
想定読者: CFOPを一通りやった人
回転記号が不安な人は、先に 回転記号の解説 を見てください。
学習目標
- EOが何を意味するか
- なぜZZでは最初にEOを揃えるのか
- EO後に、どんな動きで解けるようになるのか
- CFOPとの違いのイメージ
先に確認:ピースの種類
EOの話に入る前に、見る場所を固定します。
ルービックキューブのピースは、次の3種類です。

| ピース | 意味 |
|---|---|
| センター | 各面の真ん中。その面の色を決めるピース(例:白いセンター=白面) |
| エッジ | ふちの真ん中。色が2つ付いている。角ではない |
| コーナー | 角のピース。色が3つ付いている |
EOで見るのは エッジだけ です。
コーナーは見ません。センターは「どの面が上か」を決めるために使います。
まず、白いセンターを上にする
最初にやることはこれです。
白いセンターがある面を、天井側に向けます。
EOで何をするのか
ルービックキューブのエッジピースは、色が2つ付いています。
この「色の向き」が正しいかどうかが、EOのテーマです。
ZZでは、決めた持ち方(カラー配置)に対して、次のように呼びます。

| 状態 | 呼び方 |
|---|---|
| 向きが逆のエッジ | Bad Edge |
| 向きが正しいエッジ | Good Edge |
EOとは、12個すべてのエッジを Good Edge にすることです。
位置はまだバラバラで大丈夫です。今は「向き」だけを揃えます。
見分け方の詳細は、次のページで練習します。
なぜ最初にEOを揃えるのか
CFOPでは、最初にクロスを作ります。
ZZでは、最初にEOを作ります。
理由はシンプルです。
EOを先に終わらせると、その後の手順がとても単純になるからです。
ナチュラルムーブとアンナチュラルムーブ
キューブの基本操作は6種類あります。
ZZでは、これを2グループに分けて考えます。
ナチュラルムーブ(自然な動き)
R・U・L・D の回転です。
手が馴染みやすく、EOが終わったあとの解法で中心になります。
アンナチュラルムーブ(EO直し専用)
F・B の90度回転です。
EOを直すときだけ使います。EOが終わったあとは基本使いません。
EOが終わったあとは、だいたい R・U・L・D だけで進められます。
慣れてきたら F2・B2(180度)も使います。
注意:
EOが終わったあとに F / F’ / B / B’(90度)を使うと、向きが崩れます。
入門のうちは避けましょう。
EOを揃えるメリット
EOを先に揃えると、こんな良いことがあります。
1. 持ち替えが減る
CFOPのF2Lでは、スロットを合わせるためにキューブ全体を回す(持ち替える)ことがよくあります。
ZZではEO済みなので、持ち替えなしでF2Lを進めやすいです。
※ここで言う「持ち替え」は、キューブ全体の回転のことです。
面を回す R や U とは別の話です。
2. F2Lがシンプルになる
EOが終わっていると、エッジの向きを気にしながらペアを作る必要が減ります。
3. ラストレイヤーが楽になる
EO済みだと、CFOPのOLL全57ケースではなく、OCLL(コーナー向きだけ) に絞りやすくなります。
CFOPとの違い(ざっくり比較)
最初
中盤
終盤
EO後によく使う動き
どちらが絶対に速いか、ではありません。
ZZの魅力は、最初に向きを整えて、あとを単純にするところにあります。
次にやること
- Good Edge / Bad Edge … 良い/悪いエッジの見分け
- EO判定 … 実際に判定する練習
- EOを揃える … 回転記号付きの直し方
- EOCross … EOを維持してクロス完成